2006年03月25日


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「 裁 判 を 正 す 会 」 事 務 局 


■ あらためて「裁判を正す会」の歴史

 

 「裁判を正す会」を設立 週刊金曜日・1995.9.15 第90号

 裁判に不正がある。エエッ?と驚く人は知らないだけだ。
 裁判所職員である裁判官や書記官に、調書を虚偽記載・ねつ造・湮滅・すり替え等、裁判記録を変造されて、不当判決を受けた被害者6人が発起人となり、裁判を正す会を設立しました。
 裁判においても、一般市民の常識が、プロである裁判官の判断をチェックしなければならない時に来ています。
 現況では、司法手続きと事実認定・証拠採否など裁判官の自由裁量権が、合理的で厳格で公正であるとする、信頼に値する保障がまったくありません。
 「国民の国民による国民のための公正な裁判」
を実現するために、被害者の実態を把握し、国民の代表者を多数参加させる、法務省・最高裁・最高検・日弁連による「民事訴訟法と裁判機構の改善・整備のための審議会」を1日も早く設置し開催することを提案する。
 (1) 判決言渡前の、結審直後に、調書と書証・人証目録の写しを、一律に裁判所から当事者に送付する。
 (2) 裁判所職員の不正を主権者国民がチェックする機関を設ける。 
 (3) 口頭弁論をビデオにとり、判決言渡後5年間は保管する。
 (4) 裁判における国民参加を実現するための法及び機構整備をする、等を審議会で検討してほしい。
 以上の提案を実現するために、被害の実態を収集し出版することにしました。

 

 裁判官にはまず人間の心を理解する人間になってもらいた。
 「私、なにがしが、この裁判を担当させていただきます」と謙虚な気持ちで、真剣に職務に専念する「環境作り」を「裁判を正す会」は提案いたします。
 裁判官は傍聴人がいるのが一番緊張するそうです。氏名を表明すれば、なおいっそう緊張するはずです。
 「国民のための公正な裁判の実現」のためには、「国民の監視」と「裁判に国民の直接参加」が不可欠です。基本的には人権と民主主義の問題です。
 「裁判を正す」とは「世直し」です。経済的に豊かになった日本人がともすれば忘れかけている「清く、正しく生きる」という「人間の原点」に立ち戻る時が来たと思います。
 

 この後、法廷の入口に「事件番号・事件名」と「裁判官・書記官の氏名」が書き出されるようになった。

 『権暴−欺瞞の法廷』(葦書房、1992年)出版の後で、マスコミに対する司法権力の締め付けは強力で、下関で発会式をしても記事にならないから、発会式は四国、徳島県板野郡藍住町奥野でした。

 『権暴』の出版で、冨嶋と記者は司法が「言論・出版・報道・取材の自由」弾圧する軍国主義以上の「国家権力」であることを思い知らされた。本の宣伝をすることまで押さえつけた。陰湿・姑息このうえない。
 憲法81条が裁判所に違憲審査権を付与していることは御門違いである。裁判所から違憲審査権を剥奪しなければならない。よって改正すべきは「9条」ではなく「81条」である。

 

 

 「裁判を正す会」藍住で発会式 1995年(平成7年)10月2日
 医療過誤訴訟の原告らが、自らの体験から裁判そのもののあり方を見直そうと結成した「裁判を正す会」(冨嶋克子会長)の発会式が1日、藍住町の町福祉センタ−で行われた。
 同会は、医療過誤で損害賠償訴訟を係争中の同町乙瀬、元警察官井上常男さん(68)の呼び掛けで6人の発起人で結成。この日は発起人3人のほか、高松市などの県外からも賛同者や支援者ら50人が参加した。
 発会式では、井上さんや、冨嶋会長らが、医療問題で被害を受けたうえ、裁判では疑問や矛盾に満ちた体験をしたことを語った。
 同会は、すでに結成の趣意書を法務省、最高裁、最高検、日弁連に郵送。現在会員は50人程度まで増えており、事務局を置く下関市のほか、長崎、札幌市など全国各地に支部を設置する予定。
 今後は発起人らが争った裁判の実例集を出版し、裁判制度の矛盾を突く考え。

 ※ 発会式の進行中、記者の1人に冨嶋は廊下に呼び出された。「井上さんが、自分が会長だと言っています」。翌日の新聞を見ると、各紙とも、井上さんが「元警察官」と記載していた。そのことを、井上さんの奥さん以外の発起人5人は、そのとき初めて知った。井上さんにも予想外のことだったであろう。発会式の後、井上さんは活動に消極的になり、2年後、病状がさらに悪化したことを理由に脱会された。冨嶋の裁判では正義感の強い警察関係の人間も応援してくれたが、いつのまにか離れて行く。裁判所が封建権力の中枢にあることを悟った。司法権を掌握しているかぎり、封建権力は安泰である。立法権も行政権も手が出せない。抵抗すれば、野蛮な仕返しをされる。社会悪の根源が裁判所にある。「日本は正義が通らない国」と世界中から揶揄される根源が、汚職役人である裁判官が取り仕切る「えん罪・故意誤判(違法判決)」にある。

 『民事裁判ものがたり』の出版

 

 公正な裁判の実現を掲げて活動している「裁判を正す会」(本部・山口県下関市)が、会員が体験した裁判の実例を集めた「民事裁判ものがたり」(イースト・プレス)を出版した。「弁護士に会社を乗っ取られた」「裁判所に公判調書を書き換えられた」など、裁判の進め方や判決に疑問を持つ人々の生々しい声が集まった。

 裁判を正す会は1995年に下関市内の不動産会社役員の冨嶋克子さん(52)の呼びかけで発足。全国7ヶ所に支部を持ち、会員は約百人。裁判を傍聴したり、勉強会を開いたりしている。実例集に登場する人物はすべて実名。会員8人が民事裁判の体験を寄せ、冨嶋さんが編集した。

 下関市の男性は「信頼していた弁護士に会社の破産手続きを依頼していたら、いつのまにか会社を乗っ取られた」例をあげた。この弁護士は弁護士会から『職務を行い得ない事件にあたる』として1ヶ月の懲戒処分を受けた」という。

 広島市の女性は「亡夫の土地を移転登記の事実もないのに、県と市にとられた。損害賠償を求める裁判を起こしたが負けた。納得できない」と述べている。
 国際電信電話株式会社(KDD)と政界を舞台にした「KDD事件」で知られる同社元社長板野學さんも同会会員。板野さんは、公判調書を改変されたことを報告している。本のタイトルとは異なり、板野さんの体験は刑事裁判。
 板野さんの裁判では、91年3月の東京高裁の控訴審判決で、東京地裁が検察側から証拠品の立証趣旨の変更申し立てを受け、公判調書の一部を書き直していたことが明らかになった。東京高裁はこれらの行為を「明らかに違法な措置」裁判所側を認めた。
 冨嶋さん自身も79年に、「母親が死亡したのは誤診と不適切な投薬が原因」として、開業医2人に計約5千万円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。
 その訴訟の過程で、「調書に裁判と無関係の弁護士が記載されたり、出廷していない人が出廷したことになっていた」という。
 冨嶋さんは「裁判が必ずしも公平だとは限らない。一般の人は裁判について素人。裁判を監視することで、不当な裁判を防止したい」と話している。

 

 第2回総会開催 1997年(平成9年)4月27日

 同年2月25日に冨嶋の医療過誤裁判が、最高裁第三小法廷で「広島高裁に破棄差し戻し」になり、司法権力は「裁判を正す会」の活動と冨嶋の裁判の関連記事を完全に押さえ込むことができなくなった。熱血漢の記者の存在もあり、やっと本部をおく下関で総会を開催することができた。
 北は札幌から、南は宮崎まで、熱心な会員が泊まりがけで出席。地元下関支局からだけでなく、県外の記者も参加。この第2回総会で活動の基本線が敷かれた。法曹三者のうち監視する対象を裁判権・判決権を悪用する裁判官に絞り込んだ。

 

 この後、多くの会員の方が裁判の戦い方を研究され、勝訴判決・勝訴和解を勝ちとった。個々の裁判で確かに目に見えて成果があった。
 反面、病気になって入院する人、怒りを爆発させて脳溢血で亡くなった人もいる。板野學氏の汚名を晴らすために奔走された奥様は、血圧が400を越えても、手術をする時間もなく、無理を重ねて亡くなられた。弁護人の五十嵐二葉弁護士も入院先から電話をしてくるという話を聞いた。汚職裁判官・佐藤文哉に振りまわされて、板野氏夫妻は人生を台なしにされた。当時、この佐藤文哉裁判官が法制審の刑事部門の委員長だった。裁判官も役人世界の一員で、悪い奴でなければ出世できないことを知る。

 

 「法制審に普通の国民を採用せよ」の請願運動
 1999年(平成11年)2月23日付「毎日新聞」

 


 

 最高裁判所長官と法務大臣宛に「記録機材の法廷内使用解禁」を求めて署名運動

 請願運動のときの社会派で知られる紹介議員にも協力してもらった。「裁判官42人の誤判をどう理解したらいいのか」の渡辺倍夫氏にも参加してもらった。

 


 

 最高裁長官も法務大臣も黙りを決め込み、運動を無視した。

 これで引き下がってなるものかと、毎日新聞の「発言席」に投稿を試みた。運良く2002年(平成14年)3月18日付で採用された。

 


 

 「裁判を正す会」設立から7年が経過。最高裁が裁判所内部の犯罪をいかに隠しとおそうとしても、温暖化で、氷山の一角がある日突然、海面に崩れ落ちるように、法治国家の無法地帯としての正体が暴かれてしまった。
 自由国民社刊「口語民事訴訟法」160条

注解:  調書は期日ごとに作られる。ただ調書に間違ったことを書かれる危険があるから、調書を閲覧したりコピーをとったりすることは重要仕事である。

 

 これは、やはり「裁判を正す会」の会員のみならず、日本中の違法裁判被害者が声をあげ、社会に訴えた成果だと考える。
 これほどまでに明白に犯罪の事実を指摘されても、尚、裁判官らは平然と雛壇の上に座る。盗人猛々しいというしかない。

 

 運動に1つの区切りをつけるために、最高裁に裁判所浄化をやる気があるか否かをはっきりさせんと、冨嶋が原告になり、2003年(平成15年)3月10日、「記録機材の法廷内使用解禁」に、メモ裁判同様効果を求めて、最高裁長官町田顯・元山口地方裁判所下関支部長判事梶本俊明・国(法務省)を被告に、国家賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起した。

 結果は、違法裁判の常道で、被告らと一心同体の「審判役の合議」が、裁判権・判決権を盾にして、逃げて、逃げて、逃げまくった挙げ句には、一言の弁解もなしえず、原告を敗訴にした。
 だけど、この裁判で、最高裁を相手に「司法の健全化・民主化運動」をしてもムダであることがはっきりした。
 「最高裁は門前払いですが、会長の戦いは完璧なものであったと思います。勝訴によるお礼ができなかったことが残念です。」(福岡県の会員 百武義春)。

 

 あらためて「裁判を正す会」が存在すること自体に意義があると、誇りに思う。

 

 だから、これからも「裁判を正す会」は存在し続けなければならない。
 犯人に「悪いことをするな」と、いくら言ってもムダで、裁判所は相手にしない。立法・行政、つまり昨今の政治家も腑抜けで頼りにならない。
 やはり世論喚起が決め球である。会員各自が新聞・雑誌に投稿して、世論を盛り上げていただきたい。取材を申し込み、記者会見もしてもらいたい。ついては第四の権力といわれるマスコミに協力を要請する。
 風刺画を作り、社会に浸透させることも一案。
 とりあえず、「裁判を正す会」のホームページの「掲示板」を、「目安箱」に模様替えして、会員のみならず多くの人に利用してもらおうと思います。そして適宜、最高裁判所・日弁連に送付します。
 山が動くまで、焦らず、怒らず、諦めず、へこたれず、運動の態様を模索しながら、コツコツと努力を続けるしかないと考えます。
 「山が動く」とは法律で決められた内容のことが実効性を発揮することです。例えば、「裁判官忌避」をすると、「裁判官忌避」が実現することです。
 どんな方法で、どんな形の運動をするか、この点に関するご意見を事務局に送ってください。
 みんなで知恵と力を出し合わないと、山は動きません。

 今期(06年4/1〜07年3/31)の年会費3000円・カンパの振り込み用紙を同封いたします。今期、どれほどの活動ができるか確かではありませんが、賛同してくださる方はお振り込みをお願いいたします。

 

■ ご紹介:資料・証拠の図画作成が綺麗にできます

 

 いつも会員の方には申し上げていますが、勝訴するためには「事実がどうであったか」自分以外の人間に鮮明に理解させることが大切です。特に裁判官に理解させることができなければ勝訴は難しいです。裁判官は法律以外の分野では素人です。「縮図1/200と1/400とどちらが大きいか」と書記官に聞く裁判官もいます。図画(地図・作図)があれば一目瞭然でわからせることができるのにという場面もあります。そういうときに勝浦市の国本勝氏にご相談されるといいのではと思います。特に不動産関係(公図改ざん事件等)の事案に効果があると思います。価格は遠慮なく相談されるといいです。お金のことは、お互いに割り切って考える方がいいです。

 国本氏からのメールをご紹介いたします。

 私の業務は精密イラスト(エアーブラシ)を本業としていましたが、デジタル(平成6年から)になってからは電通等と仕事でNTTドコモ等を中心に写真合成を行い、平成16年4月に東京の事務所を閉鎖して自宅で営業を行っております。

 現在の仕事は特殊なドラムスキャナーで入力してB1まで拡大してもクリアーな画像が得られる方法で文化財の写真保存の営業に力を入れております。

 下記に営業文面を記載致します。又、画像もJPGで添付致します。

       御提案内容

 劣化した保存フイルムの再生可能なプリント資料と御提案を送付させて戴きます。
 添付した劣化フイルム再生のプリント資料の様に色調、彩度及び濃度は再生可能ですが、この元フイルムは粒子が既に荒れはじめており、更に劣化が進み粒子の荒れを直す状態になりますと、この4×5フイルム全面の修正には1枚で約1ヶ月程の作業となります。
 その様な状態にならない前に、拡大しても鮮明画像が得られる
ドラムスキャナー入力による劣化のないデジタル保存を是非お勧め

致します。
 デジタルカメラ画像及びフラットスキャナー入力画像は拡大すると
鮮明な画像が得られません。 
 尚、撮影後早くデジタル保存するのがベストです。

 御提案の主旨
 今迄、弊社がお勧めしている200MB(B1拡大)以上の入力及び画像処理は費用が掛る為、下記の御提案をさせて戴きます。

入力解像度(ネガフイルム及びポジフイルム)
  35・フイルム(B1拡大可能)            4000dpi(約61MB)
  ブローニーサイズ(6×6〜6×9)   2000dpi(約67.7MB以上) 
  4×5フイルム            1219dpi(約76.9MB)

サービス項目
 ポジフイルムの処理行程
   入力→色補正、濃度補正及び彩度補正→キズ、汚れの修正
 (1時間以内の作業)→CD-Rコピー納品
 ネガフイルムの処理行程
   入力→ネガ補正→ポジ反転→ポジ補正(左記処理平均価格8,000円)
  →キズや汚れの修正(1時間以内の作業)→CD-Rコピー納品

 上記内容で500点以上発注の場合、1点単価4,000円でCD-Rにて納品致しております。