2001年4月27日


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「 裁 判 を 正 す 会 」 事 務 局 


要望書Vを提出しました

 会の内外の皆様のご協力で、4月25日付「要望書V」に署名を付けて、最高裁と司法制度改革審議会に提出いたしました。ありがとうございました。
 福岡県の「あけぼの総合事務所ー司法書士・土地家屋調査士ー」様や糸氏の奥様が熱心に集めてくださり、署名の数は今回が一番多かったです。
 「記録機材の法廷内使用解禁」の署名運動をもって、
「第二回総会の決議事項」をすべて実行したことになります。第二回総会で元気に意見を発言されていた会員の方の中には、その後お亡くなりになった人もおられますが、そういう方々に胸を張ってご報告できます。
 また司法制度改革審議会の方も、6月に最終報告をするようです。
 
 「記録機材の法廷内使用解禁の署名運動」・「司法制度改革審議会の最終報告」の両方の結果を見定めるために、5月、6月、7月は充電期間とさせていただきます。

 日本の司法を私物化してきた法曹は司法権力を構築し、官僚組織の隅々まで深く根をはっています。司法が権力を構築したとき、司法は死んだも同然です。
 衆参あわせて
法曹出身の国会議員が50人もいる現時点では、三権分立の垣根は無きに等しく、「司法の民主化」が「議員立法」で成立することはありません。法曹出身議員が族議員となって成立を阻みます。
 裁判官弾劾訴追委員会の委員の
半数が法曹出身の国会議員だから、訴追が成功するはずもありません。「捜査漏えい事件の福岡高裁の古川龍一裁判官」の場合がその実例です。
 国民の訴えは訴追委員会の段階でほとんどが
OUT。弾劾裁判所でも裁判官を担当する国会議員のメンバーは訴追委員と同様で、ここでもOUTです。

 
「裁判官の独立」とは、「お縄頂戴からの独立」なのかと思ってしまいます。どんなに悪いことをしても捕まらない。ありがたいご身分です。
 片足に、ひどいときは両足に縄がかかった裁判官が雛壇の上でふんぞり返って、善良な国民を裁く、とんでもない光景です。
 法曹は戦後長い年月をかけて、巧みに
「聖人司法観」を国民に植えつけてきました。経済が復興し、生活が落ち着いてきて、国民は社会の矛盾に気付きはじめ、自我に目覚め、権利を主張するようになり、この巨大な幻覚「聖人司法観」から、ようやく解き放される時がきたようです。

 2001年4月18日付毎日新聞記事「法曹外からの監視不可欠・過剰な組織防衛の土壌」で、福岡総局の國枝すみれ記者はこのように述べている。「今回、司法の体質があらわになったのを機に、これまで以上に司法改革の行方を注目している。多くの人が公平と感じ、不信感を招かないような改革が、果たして実現するのだろうか。」
 答えは
「HO」。司法制度改革審議会も裁判と同じで、「始めに結論ありき」の審議会だからです。
 司法審設置を擁立する日経新聞の一連の記事「日本の司法どう変える」
 1998年(平成10年)2月28日付記事で
元最高裁長官・矢口洪一氏「不法行為などに関する訴訟の敗訴者に弁護士費用を負担させる制度も確立すべきでしょう。そうすれば、資力の乏しい人でも裁判を起こしやすくなります。」と言っている。「始めに結論ありきの裁判」を想定した見解ですが、インチキ裁判が横行し、「必ずしも正しい方が勝訴するとは限らない」が裁判の現実です。
 司法審には国民から
「裁判費用の敗訴者負担」に反対する意見が殺到し、マスコミも報道しました。それでも司法審は「国民に使い勝手のいい制度改革を目指す」と言っておきながら、国民の声をまったく無視して、「裁判費用の敗訴者負担」案の採用を決定しました。敷かれたレールは絶対に変更しない。いったい誰が司法審のレールを敷いたのでしょうか。誰が引いた青写真でしょうか。それが司法権力の正体です。(会員の皆様には以前にこの新聞記事の切り抜きはお送りしています。改めて読んでください。司法審が「始めに結論ありき」の審議会であることがよく分かります。)

 以上のような次第で、法曹業界が培ってきた司法権力は一筋縄では崩壊させることは難しいです。
 はじめに申し上げましたように、1つの区切りをつけるため、3ヶ月間充電期間を置きますが、この間、いい考えを思いつかれましたら、いつでも、事務局に原稿を送ってください。会員の皆様の多様な意見をお待ちしております。なお入会のお問い合わせもたくさんいただいていますが、こちらも8月までお待ちいただけますようにお願い申し上げます。司法に対する社会の関心度・市民運動に対する反応・時代の流れも、じっくり醒めた目で観察する必要があると思います。

 社会民主党の中川ともこ衆議院議員の坂本洋子政策秘書が
「月刊社会民主」「誤判」書評を掲載してくださいましたが、「裁判を正す会」「司法の民主化と公正な裁判を求める運動」は社会に広く注目されるようになり、実をつけはじめました。法曹のえせ権威だけは確実に失墜させました。
 会員の皆様の勇気とご努力に敬意を捧げます。

 最後に駄弁になり恐縮ですが、猫も杓子も大学に行く時代に、いつまでも「ごまかし」がきかないということが、彼らにはわかっていない。法律の条文くらい誰にでも読めます。裁判が難しいなんて絶対に思わないでください。ただ不埒な法曹相手の不毛の戦いが馬鹿らしいだけです。